配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
先日紹介したヤマハ発動機に続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、今回も6月優待企業を紹介する。
・6月優待企業 記事
これまで述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのはイデアインターナショナル<3140>。
ライフスタイル商品の企画や小売の会社。RIZAPグループの子会社。
住関連のライフスタイル、インテリア雑貨やトラベルグッズや家電のオリジナル商品、セレクトブランド商品の開発・製造・販売を手掛ける。
デザイン、オーガニック、トラベルを中心に、海外ブランドの卸売と、オリジナルブランド商品の開発、卸売と直営店やオンラインショップによる販売を行っている。
主力商品は、キッチン家電を中心としたインテリア商品、ホットプレートやキッチン家電のBruno、トラベル商品のMILESTOがある。
2013年にエレコムとの資本業務提携を解消し、RIZAPグループ<2928>と資本業務提携し子会社となった。2018年にバッグ製造のシカタを買収・完全子会社化した。
・イデアインターナショナル IRページ
前述の基準に照らし、2つの項目を満たすと判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→おそらくYes
イデアインターナショナルの売上高・営業利益の15年間推移は、売上高は右肩上がりで2021年度はコロナの影響をもろともせず前年を上回る見通し。
営業利益も右肩上がりの傾向で、2021年度は最高益更新になる見通し。
一方、営業キャッシュフローは、2020年度に大きなプラスになる前までは、プラスとマイナス水準を行き来していた。フリーキャッシュフローも同様の傾向だが、2018年度の財務キャッシュフロー(資金調達)プラスもあって現金・現金等価物の水準は積みあがった。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
イデアインターナショナルの株主優待は、6月末時点で保有している場合は、1,00株以上でRIZAPグループ商品から9000円相当ものが贈呈される。
イデアインターナショナル:IR:株主優待制度 (idea-in.com)
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→ No
2021/5/31時点の株価でみると、1株あたりの4円の配当予想なので、配当利回り(税引前)は0.4%と、利回りは基準未満になる。