配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
先日紹介したアルペンに続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、5月優待企業を紹介する。
・5月優待企業 記事
これまで述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのはキャンドゥ<2698>。
100円ショップの大手。キャンドゥを全国チェーン展開
業界3位で、ダイソー、セリアに次ぐ。
日用雑貨・事務用品・加工食品を販売し、ショッピングセンター・商店街・駅ビルなどに多店舗展開。2020年11月時点で1065店舗。
商品の販売力向上、PB商品Do!STARS、店舗開発力の強化、海外進出(卸売を中心に取引拡大)に注力している。
また2020年から、100円以外の価格帯商品の販売を開始。
・キャンドゥ IRページ
IR情報 | 会社案内 | キャンドゥ (cando-web.co.jp)
前述の基準に照らし、2つの項目を満たすと判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→Yes
キャンドゥの売上高・営業利益の15年間推移は、売上高は緩やかに成長し、21年度もコロナ影響を乗り越え、増収増益の見込み。利益の傾向は2011年と2016年にピークを付けてから、横ばい。
一方、営業キャッシュフローも、2015年がマイナス水準に落ち込んだが、そのほかの年はプラス水準を維持し、フリーキャッシュフローもおおむねプラス水準にあり、現金・現金等価物が非常に潤沢に積みあがっている。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
キャンドゥの株主優待は、100株保有の場合、100円+消費税分の優待券が20枚頂ける。
自社店舗で現金と併用または優待券のみ利用可。
キャンドゥ 株主優待制度のご案内
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→ No
2021/5/25時点の株価でみると、1株あたりの配当17円の実績で、配当利回り(税引前)は0.82%と、利回りは基準未満になる。