配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
昨日紹介した9月優待のヤマダホールディングスに続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、今回も9月優待企業を紹介する。
これまで述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのはノジマ<7419>。
業界6位の家電量販店。
関東甲信越地方を中心に家電専門店ノジマを215店舗、キャリアショップを518店舗を展開し、ニフティによるインターネット事業も展開行う。
神奈川・東京圏中心のノジマではパソコン/携帯電話/AV機器/ゲームソフトなど販売や、全店舗で訪日客向け免税サービスを提供する。
子会社のITXは主要3キャリアショップを運営、ニフティはISP/Webサービス/クラウドビジネスを営む。
2015年携帯電話販売代理店のITXを513億円で買収、2017年ニフティの全株式を250億円で取得し、連結子会社化。
・ノジマ IRページ
前述の基準に照らし、2つの項目を満たすと判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→Yes
ノジマの売上高・営業利益の推移は、右肩上がりで推移し、コロナ下の2021年度でも前年横ばい、2022年度は過去最高の売上になる見通し。
営業利益も、同様の傾向で、コロナ下の2021年度が過去最高、更に2022年度はそれを上回る過去最高を更新する見通し。
一方、営業キャッシュフローは概ねプラス水準で、2022年度は過去最高を更新する見通し、一方フリーキャッシュフローは、2015年度と2017年度は投資がかさみマイナスになったが、過去4年はプラス水準を維持。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
ノジマの株主優待は、9月末時点で100株以上保有している場合、買い物に使える10%優待割引券5枚頂ける。1枚につき1000円まで割引可で、複数枚同時利用できる。
またモバイル会員に限り、株主来店ポイント券(500ポイント付与)が2枚頂ける。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→ No
2021/9/27時点の株価でみると、1株あたり46円の配当実績なので、配当利回り(税引前)は1.6%。