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定点観測 11月25日の週の投資部門別取引状況、日米中の主要株価指数推移

 

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定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、11月25日の週のデータを確認する。同期間の日本の株価指標に加え、米国・中国の株価指標もウオッチ。

 

統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。 

www.jpx.co.jp

  

11月25日の週は、日経平均株価が11月25日始値の23,292円から11月29日終値の23,293円と1円上昇し、TOPIXも11月25日始値の1702ポイントから11月29日終値の1699ポイントと3ポイント下落。

また海外(米国・中国)の株価指標に目を向けると、NASDAQは11月25日始値の8559ポイントから11月29日終値の8665ポイントと106ポイント上昇し、上海総合指数は11月25日始値の2885ポイントから11月29日終値の2871ポイントと14ポイント下落。

 

現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は4041億円の2週ぶり買い越し、一方、個人投資家は2,107億円の2週ぶりの売り越し。またGPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は11億円の7週連続の買い越し。

 

また現物株と先物合計の売買状況は、 外国人投資家が3,642億円の8週連続の買い越し、個人投資家は2,248億円の2週ぶり売り越し、信託銀行は6週連続の168億円の売り越し。

 

11月25日の週は、米株が最高値更新と米中協議進展期待から日経平均株価が年初来高値圏に上昇したが、米国で香港人権法が成立したことで株価は伸び悩んだ。

次週以降も株式市場、通商問題や外国人投資家動向をウオッチする。

 

なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、 11月第4週目が11月25日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。

 


投資部門別売買状況のグラフ