定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、2021年10月25日の週のデータを確認する。同期間の日本の株価指標に加え、米国・中国の株価指標もウオッチ。
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これからも興味を持っていただけるような投資アイデアの紹介を続けたい。
統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。
10月25日の週は、日経平均株価が10月25日始値の28,527円から10月29日終値の28,892円と365円上昇し、TOPIXが10月25日始値の1992ポイントから10月29日終値の2001ポイントと9ポイント上昇。
また海外(米国・中国)の株価指標に目を向けると、NASDAQは10月25日始値の15142ポイントから10月29日終値の15498ポイントと356ポイント上昇し、上海総合指数は10月25日始値の3574ポイントから10月29日終値の3547ポイントと27ポイント下落。
現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は1,414億円の2週連続の売り越し。
一方、個人投資家は188億円の2週連続の買い越し。GPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は646億円の2週連続の買い越し。
また現物株と先物合計の売買状況は外国人投資家は920億円の4週ぶりの売り越した一方、個人投資家は641億円の2週連続の買い越し、信託銀行は858億円の2週ぶりの売り越し。
10月25日の週は、衆院選を控え、方向感に欠ける展開だったものの、日経平均株価は前週末比で小幅ながら2週ぶりに上昇した。
衆議院選挙速報2021 開票速報・選挙結果 -衆院選- NHK
来週以降も投資家動向や資金の動きをウオッチする。
なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、10月第4週目が10月25日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。