前日に続き、日経IR・個人投資家フェア2019の様子をお届けする。
今回は会場の企業ブースを訪れたので、その様子を紹介する。
・日経IR・個人投資家フェア2019 講演編の記事
企業ブースで訪れた東急の説明会と配布資料から、注目点を紹介する。
東京急行電鉄<東証1部 9005>。
・東京急行電鉄 IRページ
世間一般では東急で知られた会社で、鉄道、不動産、生活サービス事業等を手掛ける。
意外な事業では仙台空港と富士山静岡空港の運営事業も手掛けている。
中期経営計画の指標面の進捗は、営業利益ベースで、2018年度は計画に対し49億円上ブレし、2019年度は50億円上ブレする予想。EBITDAベースも同じ傾向。
一方、有利子負債/EBITDA倍率は、2018年度は計画に対し0.2%下ブレし、2019年度は0.2%下ブレする予想。
大きな変化という意味では、2019年9月2日に称号変更で東京急行電鉄から東急に変更され、10月1日には鉄道事業を分社化(東急の100%子会社)し東急電鉄ができる。
これにより、東急は開発機能と資産ポートフォリオマネジメント機能を担うと共に成長戦略を推進する。
最も目を引いた説明は、2027年の渋谷イメージを目指して沿線開発を進めており、渋谷スクランブルスクエアの取り組み状況。工事費は498億円で、2019年11月の開業目指して、展望施設2.5千㎡、オフィス7.3万㎡、産業交流施設、商業施設3.2万㎡。
(参考記事) 渋谷スクランブルスクエア
www.shibuya-scramble-square.com
渋谷は中期経営計画でも重点施策 世界のSHIBUYAへと銘打って、エンタテイメントシティの実現を目指していている。