昨日に続き、日経IR・個人投資家フェア2019の目玉講演会"億り人投資家が本音で語る失敗から学ぶ達人の投資判断術"の様子をお届けする。
・前回の紹介記事
最初のテーマ"1番痛い失敗経験"について、前回紹介の内田衛氏に続き、Daibouchou氏の話。
時は2004年5月。
信用取引で資産を1千万から2.4億円に増やしたが、フルレバレッジをかけていたら下落に伴い追証になり、僅か1日で9千万円に減った。
当時年収500万円だったが、会社員を辞めて稼ごうと思った。
その後、1.5億円に増えたので仕事を辞めて、専業になった。
もう1つは2006年1月。
ライブドアショック前には資産が10億円になったが、一気に半月で4億円減った。
その瞬間は興奮しているが、じわじわと損失が心理的に効いてきた。
2005年10月に6億円が10億円の上昇に乗ったり、その後に下落に合ったので、下落だけではなく、上昇も経験している。
(参考記事) ライブドアショック
井村氏は、オリンパスの粉飾決算。
デイトレードをしていた頃で、ストップ安が続いていて参入するタイミングを見ていた。
レバレッジかけて買ったはいいが、翌日からストップ安が続いた。
売りたくても売れなくなった。週末両親に電話して、助けてもらおうとしたら、そこから東京証券取引所がオリンパスを上場維持するといった発言から、ストップ高が続いて、一転して資産が増えた。
(参考記事) オリンパス上場維持
藤川氏は昨年は年間400万円損切りをした事。
失敗はそれまで相場が良くて、株価下がったら買えば上がっていたが、買いを入れても株価が下がり、損切りした事。本人も釈明していたが、4人の中で失敗が小さい。