昨日に続き、日経IR・個人投資家フェア2019の目玉講演会"億り人投資家が本音で語る失敗から学ぶ達人の投資判断術"の様子をお届けする。講演会の模様は今回が最終回。
次回は会場に出展する企業ブースをいくつか回ったのでその模様をレポートする予定。
・前回の紹介記事
続いてのテーマは、企業見極めのポイントについて。
DAIBOUCHOU氏は、企業成長の中身も重要。投資で稼いだ利益を営業利益に計上しているのは一時的で注意。
他にも、例えば半導体関連企業は調子が悪いが、今後どんな見通しなのか等を日経IR・個人投資家フェアの企業IRブースでヒアリングして投資に活かせる。
藤川氏は、自分で成長ストーリーが見える会社かどうかが大事。
内田氏は、たくさんの事業手掛ける企業より、シンプルな事業体の方がいい。
最後のテーマは株価の見通しについて。時間切れから内田氏と井村氏のみコメント。
内田氏は、短期的には9月のアノマリーは日米など株価の調子悪いので注意必要。
中長期は景気サイクル次第。
リーマンショックの時も1億円本が溢れている。井村氏の本が典型だが、相場が暖まっているの暴落に注意。
(参考記事) アノマリー、9月相場
井村氏は、まず著書の"年収3万円のお笑い芸人でも1億円つくれたお金の増やし方5.0"が内田氏にネガティブな取り上げられ方をしたので抗議しつつ、自身の見通しとして、最悪の相場の状態をイメージして行動する事を強調。
例えば、日経平均株価が1.9万円になった場合をイメージする。
(参考記事) 年収3万円のお笑い芸人でも1億円つくれたお金の増やし方5.0
4人の億り人パネリストによるお話いかがだっただろうか。
それぞれ投資スタイルや市場の捉え方、億り人に至るまでの道筋は異なるが、それぞれ光るものがあったから今日の成功があるのだと思うと、ポイントを意識しつつ、自分なりの資産運用、株式投資に取り入れていきたいですね。