アイデア投資家ブログを書き始めてから、日々チェックしている米国株ブロガーたぱぞうさんのブログ。
たまたま大阪出張の機会があり、たぱぞうさんが登壇されるセミナーに参加した。
その様子を2回に分けて紹介するのと、参加をきっかけに考えた投資のアイデアを紹介したい。今回はその2回目。
たぱぞうさんのセミナー構成
1. 米国株、S&P500指数の魅力、過去から見える傾向
2. 米国株式市場の推移、日本株への見方、投資手法
3. セミナーで得た投資のアイデア
・1回目の記事
たぱぞうさんが話したトピックス(アイデア投資家なりに分類)
(1)導入
(2)投資の要諦
(3)株式の比率
(4)S&P500指数世界株価平均の推移
(5)米国株投資それとも国際分散投資なのか
(6)米国株式市場の推移を指数から見る
(7)クランビルの法則
(8)日本株、経済見通し
(9)困難な時代に生き抜く
(10)投資手法
(6)米国株式市場の推移を指数から見る
ダウ平均株価は、1980年に963ポイント、2018年に24200ポイントと、25倍になった。S&P ダウ・ジョーンズの専門家数人が各業界の優良企業を選定している。
たぱぞうさんは、株価暴落した各イベントでの最大下げ幅を紹介していた。
これによると、世界恐慌を除くと、最悪でも半分までの下落に留まっており、余裕資金で長期投資をしていれば、2倍株は実現可能なレベルと思うので、例え株価が半分になっても、やり直しが効くレベルだと感じた。
・イベント発生年度、イベント名、下落率
1929年 世界恐慌 ▲83% 290->50
1972年 オイルショック▲43%
1987年 ブラックマンデー▲30%
2000年 ITバブル ▲45%
2007年 リーマン▲50%
また、S&P500(時価総額加重平均指数)では、過去90年において、3年以上連続マイナスは3回のみ。第二次世界大戦以降は、ITバブル時の1回のみ。
(7)クランビルの法則
2010年代の投資は、200日平均線を見て実行すれば勝てた。その取引理論は下記参照。
200日平均線を株価が割ったときに買うことでリターンがとれた。
ただ下げた局面での売り買いが難しく、日本株が難しいのは下降の時代が続いたから。
(8)日本株、経済見通し
日経平均は、1980年に7,000、2018年に22,300と3.2倍になった。
小型株が有利な相場。ひふみ、ジェイリバイブ、日本中小型など。
・ひふみ投信
・SBI-SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ
国内の労働人口の推移は減少傾向で、人口減で高齢者が増え、騎馬戦→肩車式になる。
イノベーションも、エアビーやUberも規制で追いやっている様に、起きにくい環境。
翻って見ると、現在の米国は3.25億人、これが2100年に4.5億人増え、現在の世界全体は76億人、これが2100年に112億人増える。
2050年のGDP推移をゴールドマン・サックスが予測したものも紹介されていて、中国、インドが伸びる構図。ただしこれらの国々も2030年には高齢化社会を迎える予定。
(9)困難な時代に生き抜く
成長国投資が大事で、ジャーディン・マセソンを例に説明。
ジャーディン・マセソンは、前身は東インド会社で、日本との関わりで言うと、グラバー商会の銃の代理店をしていた。また、ジャーディン・マセソンが香港で稼いだ資金をイギリスに送金する為、香港上海銀行(HSBC)は設立された歴史もある。
現在に当てはめると、インドネシアは経済成長し、自動車産業で5割のシェアがあるアストラグループ。このグループ企業の大株主は、たまたまジャーディン・マセソン。
マクロで見ると、成長国投資は下記の2つを満たす国が望ましい。
1. 投資に適した国:人口増加、消費成長国。
2. 投資に見あった法整備:自社株買い、ROE重視。粉飾不正が少ない。
(10)投資手法
1. 連続増配銘柄
典型例はJNJやAT&T。無理のないペイアウト。
豊かなFCF。高い営業利益率。増配に無理がないか。
ただ、安易に増配しているから安心はできない。
2. 成長株を追う
典型例はAmazonとNVIDIA。
事業の将来性、ワイドモート、創業社長が揃っている。
3. ETFインデックス投資
S&P500 SPY/VOO/IVV
米国全体 VTI
高配当 VYM
債権 BND/AGG
国際分散 VT/BNDX
4. 投資信託 円で買える
S&P500 eMaxis Slim
米国全体 VTI
高配当 VYM
債権 BND/AGG
国際分散 VT/VWO楽天