米国投資メディアBarronsの特集"開花間近の 3 銘柄 【世界株式】資生堂をはじめ、世界各地の期待銘柄を保有するアーティザン・パートナーズのファンド "で、化粧品大手 資生堂<4911>が注目銘柄として、日本企業で唯一取り上げられたので、その理由を紹介する。
・Barronsの紹介記事
まず資産運用会社アーティ ザン・パートナーズの運用資産 32 億ドルのアーティザン・グローバル・オポチュニティーズ(ARTRX)は過去 5 年平均年率リターン 12.9%と世界株ファンドの上位 8%に入る。
投資対象の規模や地域は問わないものの、各銘柄を農作物になぞらえてガーデン、クロップ、ハーベストの 3 カテゴリーに分類。
ガーデン銘柄は、利益サイクル初期企業に対する小規模ポジションが多く、資生堂をここに分類。
”資生堂は著名なブランドだが、前経営陣下では売上停滞やベアエッセンシャル買収などで苦戦していた。
しかし経営陣を刷新し、 中国消費者をターゲットに戦略のかじを切ったことから、着目することになった。
質の高い知名度のあるグローバルブランド、長期的に大幅な利益率改善を目指す経営陣が条件を満たすとみた。
当時、営業利益率は 4~5%と、10%台後半を上げる世界の競合から引き離されていたが今年は 10%を超え、その後も改善を続けると予想している”
・資生堂 IRページ
資生堂以外に取り上げられた企業(クロップ銘柄)として、テメノス(TEMN.スイス)、テクトロニック・インダストリーズ(669.香港)。
テメノスは、銀行基幹システムに特化した法人向けソフトウエア企業
テクトロニック・インダストリーズは、成長けん引するのは同社の米国事業である建設業向けのコードレス動力工具大手ミルウォーキー・ツールだ。消費者向け工具ブランドのリョービ(5851)も保有。