定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、5月15日の週のデータを確認する。
この統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新されていて、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解した上で、投資活動に役立てたい。
5月15日の週は、日経平均株価が5月15日始値の22,889円から18日終値の22,930円と僅か41円の上昇だった。
現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は937億円の2週連続の売り越しだった。
一方、個人投資家は3,645億円の8週連続売り越し。またGPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は44億円の4週 ぶりの買い越し。
また、現物株と先物合計の売買状況は、 外国人投資家が3,644億円の7週連続買い越し、 個人投資家は4,013億円の8週連続売り越し、信託銀行は321億円の売り越しだった。
なお、下表グラフは現物株の売買状況を表しており、横軸が各週を示しており、 5月第3週目が5月15日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。