それは突然始まった。
先週金曜2/2の米国市場で、NYダウが665.75ドル安の2万5521ドルになったのを皮切りに昨日月曜は日経平均が、592円安の2万2682円になった。
これで収まるかと思いきや、2/5はNYダウが過去最大下げ幅1,175.21ドル安で、2万4346ドルになり、2日連続で大幅下落となった。
この影響を受けて日経平均もつられて大幅続落1071円安の2万1610円となり、ショックと動揺が投資家の間に広がった。
また今回の株式下落は、下記リンク先”世界の株価”を見て頂くと一目瞭然だが、日米の市場に限った話ではなく、特にアジアの株式市場にもマイナスインパクトを与えている。ただし、ダメージが最も大きいのは下落率から見て日本市場のようだ。
<世界の株価>
ここまでの急落を予想・想定できた方は少なかったのではないだろうか。
NYダウの下落は諸説ささやかれている。例えば、それまで10ポイント前後で推移していた恐怖指数と呼ばれるVIX指数が急にはねあがり、その指標を参照していた市場参加者や売買プログラムが反応し、荒い値動きになったという推定だったり、昨年11月から急ピッチであげてきて売りのエネルギーが溜まっていてそのタイミングを探していた所、何かのきっかけに連鎖的に広がった、等々である。
ちなみに上記であげたVIX指数は、2月7日午前0時時点(日本時間)、2時間前につけたピークの49ポイントから急落し、23ポイント前後で推移している。つまりパニック的な動きが少し緩和してきている。
いずれにしても、今後を占う上での最重要なポイントは、今夜の米国市場の動向であろう。3日続けて、株価が下落すると、売り圧力が強まり、売りが売りを呼ぶ循環になる可能性があると見ている。
2月7日午前0時半時点(日本時間)のダウ平均は、26ドル安の2万4,319ドルとなっており、この日の取引がプラスor マイナスで終わるのか、
テクニカル分析で三羽烏(下記リンク先)と言われる売りのサインの出現可能性もあり、大変興味を持ってウオッチしている。