配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
前回紹介した12月優待企業のライオンに続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、今回も12月優待企業を紹介する。
これまで述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
１．業績の振れ幅が少ない＝業績が安定的。
２．生活に役立つ優待が期待できる＝興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
３．優待に加え、配当利回り2％以上期待できる＝長期保有で優待＋αのメリットあり。
今回紹介するのは日本マクドナルドホールディングス<2702>
ハンバーガーショップ国内最大手。
米国のマクドナルドコーポレーションからの、許諾ライセンスに基づき、日本全国でハンバーガーレストラン店舗を運営する。2021年6月時点で2924店舗。
期間限定メニューを継続的に展開し、新しいメニューの夜マック、朝マック、マックの裏メニューを提供する。
宅配サービスとして、マックデリバリー、Uber Eats、出前館、Woltがある。
AIと自動化した未来型店舗、テーブルデリバリー、モバイルオーダー、パーク＆ゴーなどの新サービスを展開する。
・日本マクドナルドホールディングス IRページ
前述の基準に照らし、2つの項目を満たすと判断した。
１．業績の振れ幅が少ない→Yes
日本マクドナルドホールディングスの売上高・営業利益の推移は、2015年に底打ちし、そこから右肩上がりで、コロナ影響のあった2021年度も前年比を上回る見通し。
営業利益も同様の傾向で、コロナ影響のあった2021年度は過去最高の見通し。
一方、営業キャッシュフローは2014年と2015年はマイナスに沈んだが、それ以降はプラス水準を維持。
フリーキャッシュフローも同様の傾向だったが、2020年度は投資キャッシュフローがかさみ、マイナス水準になった。
２．生活に役立つ優待が期待できる→Yes
日本マクドナルドホールディングスの株主優待は、12月末時点で100株以上保有の場合、優待食事券が1冊頂ける。1冊にはバーガー類、サイドメニュー、飲物、3種類の商品の無料引換券がまとまったシート6枚。
３．優待に加え、配当利回り2％以上期待できる→No
2021/12/12時点の株価でみると、1株あたり36円の配当実績なので、配当利回り（税引前）は0.7％。
