配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
昨日紹介したアスクルに続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、5月優待企業を紹介する。
・5月優待企業 記事
これまで述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのはアルペン<3028>。
日本最大手のスポーツ用品店チェーン。
ウィンタースポーツ・キャンプ・アウトドア用品のアルペン、ゴルフ用品のゴルフ5、スポーツ用品のスポーツデポを全国展開する。2020年12月時点で店舗数391。
プライベートブランド商品のイグニオ、ティゴラ、Kissmarkに注力している。
・アルペン IRページ
IRニュース | アルペングループ | AlpenGroup (alpen-group.jp)
前述の基準に照らし、2つの項目を満たすと判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→Yes
アルペンの売上高・営業利益の15年間推移は、売上高は順調に成長し、21年度もコロナ影響を乗り越え、増収増益の見込み。利益の傾向は2013年にピークを付けてから、7年間落ち込んでいたが、2021年度は久しぶりに過去最高益を更新する、V字回復の予想。
一方、営業キャッシュフローも、2014年と2019年がマイナス水準に落ち込んだが、そのほかの年はプラス水準を維持し、フリーキャッシュフローも2014年と2019年以外はプラス水準にあり、現金・現金等価物が非常に潤沢に積みあがっている。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
アルペンの株主優待は、100株保有の場合、アルペングループの自社店舗・フィットネスクラブ・スキー場・ゴルフ場等で利用できる2,000円優待券が頂ける。
株主優待 | その他 | アルペングループ | AlpenGroup (alpen-group.jp)
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→ No
2021/5/22時点の株価でみると、1株あたりの配当40円の実績で、配当利回り(税引前)は1.53%と、利回りは基準未満になる。