配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
以前紹介したヤーマン、日本管財を始めとした3月優待企業に続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、5月優待企業を紹介する。
・3月優待企業 まとめ記事
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのはウェザーニューズ<4825>。
民間気象情報サービス会社で世界最大。
世界中の気象データを24時間365日観測・収集し、解析・分析・予測サービスを50ヶ国超に提供。
独自の観測インフラによる観測情報やサポーター、超小型独自衛星、公的機関の観測データに基づき、気象情報を提供。
BtoB市場の交通気象、個人向けBtoS市場のスマートフォン向け有料サービスに注力。
・ウェザーニューズ IRページ
前述の基準に照らし、2つの項目を満たすと判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→Yes
ウェザーニューズの売上高・営業利益の15年間推移は、売上高は順調に成長し、21年度もコロナ影響を乗り越え、増収の見込み。利益の傾向は2016年がピークで減少傾向。
一方、営業キャッシュフローも、プラス水準を維持し、フリーキャッシュフローが継続してきたことで、現金・現金等価物が非常に潤沢に積みあがっている。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
ウェザーニューズの株主優待は、100株保有の場合、自社サイトまたはスマートフォンアプリのウェザーニュースを利用できる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→ No
2021/5/19時点の株価でみると、1株あたりの配当100円の実績で、配当利回り(税引前)は1.85%と、利回りは基準未満になる。