配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
昨日紹介したウェザーニューズに続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、5月優待企業を紹介する。
・5月優待企業 記事
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのはアスクル<2678>。
国内最大手のオフィス用品のeコマース会社。
法人・個人事業主向け事務用品の通販 アスクル、消費者向け LOHACO、大企業向け ソロエルアリーナでの販売・配送サービスを展開。
アスクルの特色は、販売店システムでエージェントとして新規開拓、代金回収し、オフィス現場用品では翌日配送。
Zホールディングス<4689>の持分法適用会社である。2012年ヤフーと資本業務提携。
・アスクル IRページ
IR情報 | アスクル株式会社 企業サイト (askul.co.jp)
前述の基準に照らし、2つの項目を満たすと判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→Yes
アスクルの売上高・営業利益の15年間推移は、売上高は順調に成長し、21年度もコロナ影響を乗り越え、増収増益の見込み。利益の傾向は上昇基調で2021年度は過去最高益の予想。
一方、営業キャッシュフローも、プラス水準を維持し、フリーキャッシュフローが継続してきたことで、現金・現金等価物が非常に潤沢に積みあがっている。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
アスクルの株主優待は、100株保有の場合、LOHACOで利用できる2,000円割引クーポンが頂ける。注文条件として、3,300円以上の注文で1人1回利用可。
アスクル(株)(2678)|株主優待ガイド (daiwair.co.jp)
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→ No
2021/5/20時点の株価でみると、1株あたりの配当19円の実績で、配当利回り(税引前)は1.07%と、利回りは基準未満になる。