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定点観測 11月9日の週の投資部門別取引状況、日米中の主要株価指数推移

 

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定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、2020年11月9日の週のデータを確認する。同期間の日本の株価指標に加え、米国・中国の株価指標もウオッチ。

 

統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。 

www.jpx.co.jp

  

11月9日の週は、日経平均株価が11月9日始値の24,568円から11月13日終値の25,385円と817円上昇し、TOPIXも11月9日始値の1671ポイントから11月13日終値の1703ポイントと32ポイント上昇。

また海外(米国・中国)の株価指標に目を向けると、NASDAQは11月9日始値の12046ポイントから11月13日終値の11829ポイントと217ポイント下落し、上海総合指数は11月9日始値の3329ポイントから11月13日終値の3310ポイントと19ポイント下落。

 

現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は3,842億円の2週連続の買い越し。一方、個人投資家は6,882億円の2週連続の売り越し。GPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は1,334億円の2週連続の売り越し。

 

また現物株と先物合計の売買状況は外国人投資家は1兆582億円の2週連続の買い越し。一方、個人投資家は6,546億円の2週連続の売り越し、信託銀行は1,781億円の3週連続の買い越し。

 

11月9日の週は、新型コロナウイルスのワクチン実用化への期待が高まり、先週に続きリスクオンの流れが強まり、日経平均株価は2週連続で急上昇した。

外国人投資家は買い越した。11月に入り7000億円超を買い越し、先物合わせると買越額2兆円を超える。株価下落していた内需や金融株を買う動きが広がり、日経平均が29年ぶり高値更新の原動力となった。今年に入って日本株を累計約4兆6000億円売り越しており、買い余力が大きい。

一方個人投資家は売り越し11月の累計売越額は1兆円を超えた。個人投資家の年初からの累計買越額は5月に2兆円近くに増え、コロナ禍で低迷する日本株相場を押し上げ要因だったが、累計買越額は減り、足元では2000億円程度。

来週以降も投資家動向や資金の動きをウオッチする。

 

なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、11月第2週目が11月9日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。

 


投資部門別売買状況のグラフ