前回の12月優待企業に続き、2020年のNISA枠が残っており株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、2月優待企業を紹介する。
・12月優待企業の記事
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定したので、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのはアダストリア<2685>。
国内外のSPAブランドを取扱うファッション小売チェーンで、インショップ型を主としたカジュアル専門店を出店し、マルチブランド、マルチカテゴリー(アパレル、バッグ、シューズ、キッチン雑貨等)で事業展開 。
前述の基準に照らしてみて、それぞれ満たしていると判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→おそらくYes
売上高・営業利益の10年間の推移で、売上は4年間まで順調に拡大したが、そこから横ばいになり今年はコロナ影響で悪化する見通し、一方利益の10年間の推移はアップダウンがあり、売上同様今年はコロナ影響もあり、過去10年間で最も悪化する見込み。
キャッシュフローの10年間推移は安定的と言える。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
アダストリアは、国内外で17ブランド、約1300店舗を展開するファッションカジュアル専門店チェーンで、日本国内のアダストリアグループ各店(WEB除く)で利用可能な株主様優待の商品引換券が贈呈される特典がある。
よく知られたブランドとして、Global work, Lowrys Farm, niko and ..., Studio CLIP, LEPSIMなどがある。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→Yes
2020/10/16時点の株価でみると、1株あたりの配当50円だと、配当利回り(税引前)は3.05%になる。