昨日に続き、2020年のNISA枠が残っており株主優待投資を検討している方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、12月優待企業を紹介する。
・前回の記事 大塚ホールディングス編
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定したので、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのはキリンホールディングス<2503>。
ビール・飲料会社で、酒類・飲料を基盤とした綜合飲料事業や、医薬・バイオケミカル事業をグローバルに展開している。
前述の基準に照らしてみて、それぞれ満たしていると判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→おそらくYes
売上高・営業利益の10年間の推移は、この5年間の売上が横ばいの一方営業利益が過去2年間落ち込んでいる。キャッシュフローの10年間推移は安定的と言える。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
キリンホールディングスは、国内ビール・スピリッツ、国内飲料、オセアニア綜合飲料、医薬事業の4つを主な事業セグメントを展開していて、消費者事業に関連した優待特典になっている。
2019年は、投資家向けページにあるように、ビールギフト、ビバレッジ商品詰め合わせ、キリンシティ食事券、サッカー日本代表応援グッズから選べる優待品だった。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→Yes
2020/10/09時点の株価でみると、1株あたりの配当65円だと、配当利回り(税引前)は3.25%になる。