前回のビックカメラに続き、2020年のNISA枠が残っており株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、2月優待企業を紹介する。
・2月優待企業の記事まとめ
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定したので、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのは日本ハム<2282>。
ハム・ソーセージ加工品の最大手企業で、ハム・ソーセージなどの食肉加工品、レトルトや惣菜食品などの調理加工食品の製造・販売をしている。また水産の原料や加工品の仕入・販売も手掛ける
前述の基準に照らしてみて、それぞれ満たしていると判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→おそらくYes
売上高・営業利益の10年間の推移で、売上はリーマンショック期を除くと、6年前までまで微増を描いたが、最近は横ばい。利益は2017年度をピークに頭打ち。
一方、キャッシュフローの10年間推移は常に安定した営業CFプラスになっており、かつフリーCTも概ねポジティブで、安定的な水準にある。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
日本ハムの株主優待は、100株保有であれば1,500円相当の優待(1)~(3)から好きなプランを選択できる。 (1)自社グループ商品 (2)社会貢献団体へ寄付 (3)スポーツ関連グッズ。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→Yes
2020/10/23時点の株価でみると、1株あたりの配当91円の予想で、配当利回り(税引前)は2.09%と、利回りは基準以下になる。