昨日に続き、2020年のNISA枠が残っており株主優待投資を検討している方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、12月優待企業を紹介する。
・前回の記事 キリンホールディングス編
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定したので、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのはポーラオルビスホールディングス<4927>。
化粧品訪問のトップ企業で、ポーラは従来型訪問販売、店舗、路面店の3業態、オルビスはショッピングサイトやカタログによる通信販売、駅ビル等商業施設での直営店。
前述の基準に照らしてみて、それぞれ満たしていると判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→おそらくYes
売上高・営業利益の10年間の推移は、3年前まで売上と利益が順調に成長していたが過去2年間は落ち込んでいる。キャッシュフローの10年間推移は安定的と言える。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
ポーラオルビスホールディングスは、ポーラやオルビスなどのマルチブランドを展開するビューティーケアを主な事業セグメントを展開していて、消費者事業に関連した優待特典になっている。
2019年は、投資家向けページにあるように、シャンプーやクリームなどから選べる優待品だった。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→Yes
2020/10/09時点の株価でみると、1株あたりの配当80円だと、配当利回り(税引前)は3.87%になる。