昨日に続いて、米国の金融機関バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(以降、BAML)のファンドマネジャー調査の内容を紹介する。
昨日のロイターのニュースから4つのポイントを紹介したが、英語版ニュースでは更に詳しく紹介されており、そこから大きな括りでの気になるポイントを3つを紹介する。
より細かい括りでのポイントは別途記事をアップロードする。
1. グローバルで投資環境 Exibit 2 The Longs & Shorts relative to Global FMS history
→過去と比較すると11月は、ファンドマネージャーが現金を選好しており、株式はニュートラル。株式では米国株が選好(Overweight)、一方欧州株は非推奨(Underweight)。
2. 現金ポジション Exibit 5 Global FMS cash balance vs S&P
→過去10年平均が4.5%に対し、11月は4.7%と高い。水準としては、4.5%超えると株式を売却する水準(正確には逆張り投資家が株式を購入する)、3.5%を下回れば購入する水準(正確には逆張り投資家が売却する)。
3. グローバル株式 Exibit 24 Net % AA say they are overweight Equities
→2018年1月に強気に転じて+55% overweightになって以降、グローバル株式は下落し+31% overweightのニュートラルな水準に転じた。