定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、10月22日の週のデータを確認する。尚、マネックス証券の利用者であれば、下記の新規機能が先月実装されたようなので、利用してみてもいいかもしれない。
先週株を買い越したのは?部門別売買状況が確認可能に | 最新情報 | マネックス証券
さて統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。
10月22日の週は、日経平均株価が10月22日始値の22,374円から10月26日終値の21,184円と1,190円の大幅下落、TOPIXが10月22日始値の1680ポイントから10月26日終値の1596ポイントと84ポイントの大幅下落だった。
現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は3,174億円の3週連続の売り越し、一方、個人投資家は3,251億円の4週連続の買い越し。またGPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は412億円の2週連続の買い越し。
また現物株と先物合計の売買状況は、 外国人投資家が1兆3,061億円の3週連続の売り越し、 個人投資家は4,151億円の4週連続の買い越し、信託銀行は621億円の2週連続の買い越しだった。
外国人投資家による売り越しが続いており、日経平均は10月26日に9月末から3000円近い下落している。一方、個人投資家と信託銀行が買いを継続していることが明らかになったが、市場が落ち着くまでは注意深く動向をウオッチしていく。
なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、 10月第4週目が10月22日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。
最後に、本ブログで株ラウンジというオフ会イベントを11/4@仙台を企画しているので、その紹介をさせていただく。