定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、6月18日の週のデータを確認する。
この統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。
6月18日の週は、日経平均株価が6月11日始値の22,806円から6月15日終値の22,516円と290円の下落だった。
現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は4,306億円の3週ぶりの買い越しだった。
一方、個人投資家は1427億円の3週ぶりの買い越し。またGPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は307億円の3週ぶりの買い越し。
また現物株と先物合計の売買状況は、 外国人投資家が8,605億円の3週ぶりの買い越し、 個人投資家は3週ぶりの買い越し、信託銀行は3週ぶりの買い越しだった。
今週も、外国人投資家が現物株と現物株・先物合計で売り越しに転じ、次週以降
反転=買い越しするのかウオッチしていきたい。
なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、 6月第3週目が6月18日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。