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米国株 あなたならどちらに投資する Wal-Mart vs Amazon

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先日の半導体 NVIDIA vs. Texas Instrumentsの比較に続き、Motleyの記事"Wal-Mart (WMT) vs. Amazon (AMZN)"を取り上げる。

Wal-Mart とAmazonのどちらがより魅力的な投資先かの検討概要を紹介する。

 
小売りの巨人たちは2017年素晴らしい成果をあげたが、投資するならどちらがより良いか。投資家たちは、Amazon.comの株価がWal-Martのそれを過去12ヶ月上回ってきたことは驚きかもしれない。

Wal-Martは規模を使いながら従来型の小売りに加え、オンラインショッピングを推進しており、小規模のお店をつかみ、Amazonを追っている。

Wal-Martのオンライン売上は、Amazonより早いペースで成長しており、経営陣は来年更に40%アップを期待している。ただWal-Mart全体での売上成長は一桁の成長に留まっており、Amazonの約30%と比べると見劣りする。

両社の株価アップの後、投資家は小売りの巨人のどちらがより良いか判断が難しく、興味があるだろうから、順番に見ていこう。

 

・競争優位性
Wal-Martは他の小売り事業者に比べ、素晴らしい競争優位性を持っている。1.1万店舗に加え、14億㎡の店舗面積に及ばない。
大半の売上は生鮮品であり、大規模なリピート顧客を導くことができる。
また占有面積や生鮮品の売上を利用して、オンラインで生鮮品の売上を伸ばすことができる。オンラインの利用者は、注文した生鮮品を、1000箇所以上ある米国のWal-Martで受けとれ、今年更に1000箇所増える予定で、どこでも受け取れるようになる。

加えて、店舗をオンライン売上の配送ニーズに対応するために活用している。Amazon Primeに対抗するため、昨年はじめより2百万アイテムの無料2日以内配送を立ち上げた。オンライン注文できるアイテム数は増加中。

 

しかし、AmazonはWal-Martに比べより大きい競争優位性を持っていそうだ。Prime会員は、オンライン売上の支配的な影響力を持っており、オンライン製品の半分はAmazonで検索がされ、大半はそこで終わる。

Primeは、顧客をアマゾン得意先にし、オンライン小売の売上スピードを加速させ、マーケット全体の成長を上回ることでシェア拡大中。Amazonはネットワーク効果を享受し、より多くの買い物客をPrimeに引き寄せている。これは3rdパーティーの小売りをAmazonの配送プログラムで引き付け、より多くの買い物客をPrimeに引き付けている。

現在、1億アイテム以上がPrimeに対応しており、 Amazon.comの売上に貢献。またスマートスピーカー業界や電子書籍業界で先行者利益を得ており、電子端末を通じて提供するサービスを新規顧客とPrime会員に提供している。

 

総合的に見るとAmazonの方が競争優位性はありそうだが、両社とも競合からの驚異に対して十分な対応ができている。

 

・企業価値
重要なことは、Wal-MartとAmazonの株価をそれぞれの企業価値で比較するべきでない。

Wal-Martは緩やかな小売り成長である一方、Amazonは小売りでの急速な成長に加え、クラウドコンピューティング、広告、生鮮品配送、デジタルメディアでも成長を得ている。従って、それぞれの会社の過去の企業価値推移で比較する方が賢い。

 

過去5年平均と現在の株価を比較すると、Wal-MartとAmazonは共に売上・キャッシュフロー比率で見ると上回っている。
*1 Wal-Mart18年2月 11.6、Wal-Mart5年平均 7.8、*2 Amazon18年2月 42.9、Amazon5年平均 26.9

 

PERで見ると、アマゾンは少し低いように見えるが、Amazonの株価は歴史的に利益創出とあまり相関していない。
*3 Wal-Mart18年2月 29.2、Wal-Mart5年平均 15.8、*2 Amazon18年2月 362.5、Amazon5年平均 490.2

 

Wal-Martのバリエーションは、力強い成長ドライバーが多くないことを考慮すると、Amazonに比べ少しストレッチしているようだ。Wal-Martの力強いオンラインでの売上成長はあるが、会社全体の年率売上成長は3%に留まる。また利益面での成長は緩やかであり予想される今後5年のEPSの年率伸びは7%と予想されている。

両社の株価はどちらも割高な水準にあるが、割高を承知の上で購入するのであれば、目覚ましい成長見通しがあるAmazonを選ぶのがベストだろう。