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定点観測 3月7日の週の投資部門別取引状況、日米中の主要株価指数推移

 

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定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、2022年3月7日の週のデータを確認する。同期間の日本の株価指標に加え、米国・中国の株価指標もウオッチ。

 

統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。 

www.jpx.co.jp

 

3月7日の週は、日経平均株価が3月7日始値の25,634円から3月11日終値の25,162円と472円下落し、TOPIXが3月7日始値の1822ポイントから3月11日終値の1799ポイントと23ポイント下落。

また海外(米国・中国)の株価指標に目を向けると、NASDAQは3月7日始値の13328ポイントから3月11日終値の12843ポイントと485ポイント下落し、上海総合指数は3月7日始値の3438ポイントから3月11日終値の3309ポイントと127ポイント下落した。

 

現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は9,935億円の3週連続の売り越し。

一方、個人投資家は1,853億円の3週連続の買い越し。GPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は288億円の2週連続の売り越し。

 

また現物株と先物合計の売買状況は外国人投資家は3,149億円の4週連続の売り越した一方、個人投資家は670億円の3週連続の買い越し、信託銀行は579億円の2週ぶりの買い越し。

 

3月7日の週は、ウクライナ情勢の不透明感と、インフレ加速懸念から、株式市場は売り優勢となり、日経平均株価は前週末比で4週連続大幅下落となった

来週以降も投資家動向や資金の動きをウオッチする。

 

なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、3月第2週目が3月7日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。

 


投資部門別売買状況のグラフ