昨日に続きユーザベースの株主総会に参加した様子をお伝えする。
・前回までの記事
株主総会の決議議案に進む前に、ユーザベースの経営陣が株主からの質問に回答したセッション概要を紹介する。
<当日オンラインからの質問とユーザベース回答>
4. 監査法人の変更理由を説明頂きたい。
→回答)トーマツから会計士不足で監査チーム組成できないと連絡があった。
Quartz撤退し、海外売上が落ち、まずは国内事業を伸ばすステージにある。
それらを踏まえて、監査報酬とチーム規模や他の監査法人からの提案を加味し、
今回新たに採用した監査法人は、ユーザベース向けに、大手監査法人出身メンバーでチーム組成し、対応頂けることが決め手になった。
5. 利益水準をどう考えているか。利益の規律について伺いたい。
16.5億円投資したが、利益は少ない。梅田だけ高値で売却した印象がある。
→回答) EBITDA18億円、Quartz損失15億円だった。
利益の規律は、売上成長率30%に加え、社内基準として事業から上がる利益をDirect EBITと呼び両方を足して50%以上の実現を目指している。
売上1000億円と共に、利益の規律は重視している。
6. 事業の見通しを伺いたい。SaaS事業(BtoB, BtoC)に魅力を感じている。
→回答) BtoB事業の市場規模は、国内調査では、SPEED対象市場は2000億円。
FORCAS対象市場は200億円規模。
経済情報プラットフォームSPEEDA (ub-speeda.com)
FORCAS | ABM実践を強力にサポートするB2Bマーケティングプラットフォーム
ベンチマークにしている日本経済新聞のデジタル会員は76万人、一方NewsPicksは6万人。月別の会員料金は日経新聞は4200円、NewsPicksは1600円。
ビジネス情報の課金市場規模は1400~1500億円とみている。
<会場の株主からの質問>
特になし。