投資セミナー「プロのファンドマネジャーが教える、投資信託で資産形成するなら知っておきたいこと」に参加したので、昨日に続きレポートする。
・プロのファンドマネジャーが教える投資信託で資産形成するなら知っておきたいこと
・前回の記事
農林中金インベストメンツCIOの奥谷一成氏は、株式投資を通じて得られる教養として、下記4つをまず挙げた。
1. 企業戦略 事業領域、ビジネスモデル
2. 産業構造 競争環境、バリューチェーン
3. 市場 金利、マクロ環境
4. 会計 財務散票、ファイナンス思考
・時間を見方につけよう
奥谷氏はベンジャミン・グレアム氏の言葉を引用した。
「短期的には人気投票の場にすぎないが、長期的に見れば価値の計測器として機能する」
次に、農林中金インベストメンツの投資先企業として、Nike<NIKE>の半年間の株価は上下変動していたが、過去15年の株価推移は利益の増加と共に伸びたことを示した。
・価値が増大する企業とは
農林中金インベストメンツは、売らなくていい会社の株式しか買わない。
構造的な強靭な企業とは、付加価値の高い産業、圧倒的な競争優位性、長期的な潮流の3つを満たす企業。
投資事例としてスポーツブランドのNIKE
NIKEのピンクのランニングシューズがその一例で、マラソンする人の疲労を4%抑えられる。これを使わない理由がない。これを参入障壁と呼ぶ。