投資セミナー「プロのファンドマネジャーが教える、投資信託で資産形成するなら知っておきたいこと」に参加したので、昨日に続きレポートする。今回が最終回。
・前回の記事
昨日に続き、パネルディスカッションの様子をお届けする。
今回会場からの質問をパネリストが回答する形式だったが、質問は奥野氏に集中した。
Q. 日本の個別株に投資してきたがうまくいってないので、農林中金インベスツメントに投資したいが、奥野さんが辞める心配があるが大丈夫か。
→農林中金に無理をいって作ったファンドとそのチームで、辞めるつもりはないし、ウォーレン・バフェットは88才なので、これからも続けるつもり。
仮に奥野氏がいなくなったとしても、熟練したメンバーで企業分析すれば、似かよった仮説と検証結果になり、投資の質は担保できる。
Q. ESGについて、今後重要性上がると思うがどう見ているか。
→投資のテーマ化しているので、投資リターンにとって一義的に重要ではない。
Q. ウォーレン・バフェットに影響を受けてファンド始めたとのことだが、実際に会ったことはあるのか?
→家の近くには観光で訪れたことはあるが、会ったことはない。
会わないから分からないということはなく、バフェットのやり方は正しいし、そのエッセンスを日本企業なりの方法で実践する。イマジネーション・想像力が大事。
Q. 奥野さんの先に挙げていた3つの質問すらできない人は、どんな行動とればいいか。
→書籍を読んでまずはゲームのルールを学ぶ。自分の家族に売りたいかどうかを聞く。
Q. 5年間だと利益と株価は相関しないケースもあるのでは?
→農林中金バリューインベストメンツでは5年間という期間では分析しておらず、ずっと投資したい企業を探しているので、気にしていない。