今年も定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、2月18日の週のデータを確認する。
統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。
2月18日の週は、日経平均株価が2月18日始値の21,217円から2月22日終値の21,425円と208円上昇し、TOPIXも2月18日始値の1599ポイントから2月22日終値の1609ポイントと10ポイント上昇。
現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は34億円の4週連続の売り越し、一方、個人投資家は2,422億円の2週連続の売り越し。またGPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は734億円の2週ぶりの売り越し。
今週は、米中貿易協議の進展期待などで海外投資家が日経平均先物に買いを入れ、現物の株価指数を押し上げた。
なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、 2月第3週目が2月18日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。