先週に続き、「無敵のグローバル資産 航空機投資 完全ガイド」で触れられている航空業界、航空機投資について紹介する。
・無敵のグローバル資産 航空機投資 完全ガイド Part1
・無敵のグローバル資産 航空機投資 完全ガイド Part2
記事ではそれらの魅力やその前提となる航空機投資のマーケットに関して、気になった点を複数回に分けて紹介する。
1、航空機投資の位置付け
2、航空機投資の魅力
3、航空機投資環境の見通し
4、航空機投資戦略入門
2、航空機投資の魅力
投資アセットとしての魅力が4項目あげられており、その根拠となるデータも本書に収められているので興味ある方がご覧頂きたい。ここではその特徴の概要を紹介。
1)高い成長性
活発に増加する旅客需要が支える。
下記ボーイングの2018年~2037年までの航空機予測にもある様、長期的にも成長する。
過去26年の航空旅客輸送量は平均4.9%増加しており、今後20年も同程度の成長が継続するそう。
・ボーイング 2018年~2037年の航空機予測
2)安定した価値
2社寡占の供給体制と成熟技術により、代替品が存在しない市場、厳格な整備によって保たれる価値。
それを示すものとして、航空機の供給が大手2社による寡占市場である。代表的な航空機メーカーはボーイング(アメリカ)、エアバス(EU)、ボンバルディア(カナダ)、エンブラエル(ブラジル)だが、ボーイングとエアバスがリードしている。
2016年末の市場シェアは96.8%といい、デリバリー数はエアバスが688機、ボーイングが563機と言う。