定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、7月2日の週のデータを確認する。
この統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。
7月2日の週は、日経平均株価が7月2日始値の22,233円から7月6日終値の21,788円と445円の下落だった。
現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は313億円の3週連続の売り越しだった。
一方、個人投資家は359億円の3週連続の買い越し。またGPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は918億円の3週連続の買い越し。
また現物株と先物合計の売買状況は、 外国人投資家が2,959億円の3週連続の売り越し、 個人投資家は359億円の3週連続の買い越し、信託銀行は918億円の3週連続の買い越しだった。
今週も、外国人投資家が現物株と現物株・先物合計で売り越しを継続し、次週以降、反転＝買い越しするのかウオッチしていきたい。
なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、 7月第1週目が7月2日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。
