昨日に続き、新春講演会2020でのチーフアナリスト今中氏の講演の様子をお伝えする。
テーマは2020年のテクノロジー関連株相場を占う- 半導体、5G、ゲーム株の徹底分析。
・前回の記事
2020年はメモリーが復活する可能性を示唆し、その根拠として、ロジック半導体の市況が先行して回復していること挙げた。主要因は5Gスマホの立ち上がりという。
5Gスマホ市場は、中国にゲームユーザー6億人いて、そこが初期市場と言われている。
またパソコン市場が再成長。ウィンドウスの更新期限切れに加え、高性能ゲームの盛り上がり需要の下支えしている。
DRAMは大口価格は下がっているが、小口価格は12月に底打ち見られる。
日本、北米製の製造装置の販売高も回復傾向が見られ、サムスン電子の12月決算で韓国と中国でのDRAM分野の再投資を表明している。
(参考記事) DRAM市況 大口価格、小口価格の動き
(参考記事) サムスン電子 最新の決算短信
半導体の製造行程は前行程と後行程の2つに分けることができ、
前行程はシリコンをチップにする、後行程はウエハを切り出し、洗浄する。
前行程の日本企業は 東京エレクトロン<8035>、SCREENホールディングス<7735>
後行程の日本企業はアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>
トップ企業から買う事を今中氏は推奨しており、上記の5企業のなかでは、東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテックだという。
(参考記事) アドバンテストの紹介
(参考記事) レーザーテックの紹介