昨日に続き、新春講演会2020でのチーフアナリスト今中氏の講演の様子をお伝えする。
テーマは2020年のテクノロジー関連株相場を占う- 半導体、5G、ゲーム株の徹底分析。
・前回までの記事
<半導体>
露光装置の最先端品の生産は、オランダASMLしかできず、日本のニコンやキャノンは存在感が落ちていく。半導体の材料であるシリコンの市況在庫はあるが、ロジック半導体とメモリ半導体の市場が回復すれば需要回復する。信越化学工業とSUMCOは先端品を手掛けるトップ企業なので投資チャンスある。
(参考記事) ASMLの紹介
(参考記事) 信越化学工業とSUMCOの紹介
<5G通信>
5G通信ビジネスの特徴として速度アップ・同時多接続・低遅延等があり、2020年から各国で市場が立ち上がっていく。
5G通信実現に一番必要なのは半導体、次に電子部品で村田製作所やTDKが関連銘柄。
基地局立ち上げ総務省の要請前倒しされていて、富士通やNECが関連銘柄。
5Gスマホは年間需要1億台という予想だったが、2~3億台になる可能性もある。現在スマホの年間需要14億台なので、切り替えによるビジネス拡大が見込まれる。
(参考記事) 5G関連銘柄
<ゲーム>
ゲームは今年ソニーがPS5出すので注目。
任天堂はSwitchがピークを打ち始めた。中国市場への参入は時間かかるだろう。
半導体銘柄としてのソニーを評価する動きがある。営業利益8000億円あり、製造業ではトヨタに次ぐ規模。過去は最高益出してもすぐに落ち込んだが、8000億円レベルを稼げる企業に変わった。
(参考記事) ソニー「PS5発売年」の展望