先週ついに当ブログの累計PVが12万を突破した。
引き続きパワフルな投資アイデアを探し、紹介していきたい。
先月参加した楽天証券主催の「米中貿易問題に揺れる米国株式の今後の動向や、投資戦略について徹底解説!」と題したオンラインセミナーに参加したのでその様子を複数回に分けてお伝えする。
・セミナーの再放送はこちら
・セミナー資料ダウンロード
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/learn/seminar/pdf/20190627_01.pdf
・自由主義から重商主義に傾きつつある世界
米国で米中貿易問題の論調がそのようになっている。
アダム・スミスが1776年に書いた書籍「国富論」では重商主義を批判し、同じ年にアメリカ独立宣言が出た。
(参考)
「選択の自由」を書いたミルトン・フリードマンは、この2つが組合わさり、その後世界は発展していったと分析した。
(参考)
トーマス・フリードマンは簡単には米中貿易問題は解決しないと言っている。
知的所有権の問題は、貿易だけでなくイデオロギーの問題になりそうだ。
米国民からみた米中貿易問題は、中国が気の毒とは思っておらず、もっとやってしまえという雰囲気。実生活への影響はほとんど出ていない。
インフレ要因になると言われているが、消費者物価指数は1.8%、米国失業率は3.6%になっており、4%という許容ラインを超えていないので経済は順調という判断。
・生活に悪影響出ていない理由
現在の関税対象が企業であり、消費者に関係する商品ではない為。
明日のG20での米中が対話継続するかというメッセージが出るのかが注目点。
もう1つは協議が物別れになった時に第3ラウンド、中国からの輸出品に10%関税発動するか。
(参考)G20での米中首脳会談の着地
・なぜファーウェイはそこまで重要なのか
5G技術・コアコンピタンスを多く持っている。
ただファーウェイができないエリアとして、RFフロントエンドと半導体製造があり、長期間のノウハウ蓄積が必要。ここで活躍する企業として、ブロードコム、クアルコム、スカイワークス、村田製作所がある。
中国側は事を荒げたくない。自前で出来るようになるには5年ぐらいかかる。
商務省によるみなし輸出許可と、クアルコムを始めとした米国半導体企業が利益警告を出した話は、以前紹介した広瀬氏のマネックス証券主催セミナーの参加レポートでも触れたので割愛する。
(参考)マネックス証券主催セミナー