楽天証券のメディア、トウシルのゲーム企業の最近の動向、業績予想に関する記事が興味深いので、その概要を紹介する。
まずは、ゲームセクターから、ソニーと任天堂のハードウェア事業、Googleが始めるクラウドゲームサービスStadia、カプコンのゲーム事業がカバーされた記事。
・特集:ゲームセクターの最近のトピックス(カプコン)
ソニーの次世代機PS5に関して、最近のソニーの発言、2019年中の発売はないを考え、2020年または2021年3月期に発売可能性、具体的には2020年秋(2020年9~11月)の可能性が高いと楽天証券のアナリストは予想している。
一方の任天堂は、2019年9月20日にニンテンドースイッチライトが発売し、販売計画を明らかにしていません。楽天証券では、今期400万台、来期600万台と予想。
従来型ニンテンドースイッチは、前期1,695万台、今期1,700万台、来期1,500万台と、今期がピークと予想しており、ニンテンドースイッチライトの成否次第では、来期にも任天堂の業績ピークをつける恐れがあり、注目すべきと言う。
家庭用ゲームビジネスは、この1~2年でまずソニーが次世代機へ移行し、数年後(4~5年後?)に任天堂が次世代機を発売する予想を立てている。
・当ブログの任天堂への紹介記事
Googleはクラウドゲームサービス「Stadia」を2019年11月に開始する予定。
まず、2019年11月からアメリカ、ヨーロッパの14カ国でサービスが始まり。2020年から日本を含むその他地域へサービスエリアが拡大予定。
ソフトは、30タイトル以上の配信が決まっていて、日本からはスクウェア・エニックス・ホールディングス、コーエーテクモホールディングス、バンダイナムコホールディングスなどが参加。
そして、長期的な技術トレンドとして、クラウドゲームはゲームの大きな流れになると予想し、ソニーや任天堂の家庭用ゲーム事業、特にStadia普及期とPS5普及期がほぼ重なるソニーのゲームビジネスは強い影響を与えると言う。ソニーとマイクロソフトの間で進行中のクラウドゲームとAIに関する提携交渉に注目したいと言う。
最後は、モンスターハンターシリーズの販売によるカプコンへの業績影響予想がある。
盛り沢山の分析記事なので、ゲーム企業に興味のある投資家には一読をお勧めする。