前回概要取り上げたオーナー・創業者企業に投資する「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」の魅力を探る。
・前回の記事
ただ、そういった目線で集中的に投資しているファンドや指数はほとんどない。
今シリーズは、東京海上アセットマネジメントの「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」の魅力を探る。
・東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン
・魅力その1 圧倒的にリターン実績
国内株式アクティブファンドを対象にした2018年11月末時点のリターンランキングによると、 過去3年のリターンが対象504本のファンド中4位の105.7%(2倍強)、過去5年のリターンが対象412本のファンド中5位の190.8%(3倍弱)となっている。
・魅力その2 投資テーマとしてオーナー・創業者企業に集中
そもそもなぜオーナー・創業者企業のリターンがいいのか、ファンドとして選ぶのかと言うと、株主の長期的な利益の追求と迅速な意思決定がそうでない企業より有利な環境にあるからだろう。
権限と責任が分散され、経営者の在任期間が短いサラリーマン型企業より、オーナー経営者自らが株主であり、意思決定が最終方針になることで強力なリーダーシップが発揮されるオーナー・創業者型企業の方が、過去実績は成績が良好だった。
・魅力その3 ファンドによる徹底的な調査力
銘柄選択の良さが積み重なって、他のアクティブファンドのパフォーマンスを上回っている部分があり、その地道な努力を示すものとして、2018年の企業訪問件数が約5,000件と非常に手間をかけ、厳選している様子が伺える。
・魅力その4 リスク管理力 ~相場下落局面での強さ~
ファンドがリスク管理を徹底していることで、ポートフォリオ構成企業を増やす際に、割安と考える水準では、積極的に買増すことができ、またポートフォリオ構成企業を必要に応じて、割高な水準と考える銘柄を利益確定し、割高にならないようなポートフォリオにすることで、相場下落局面でも相対的な強さに繋がっているようだ。
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