今月、東証マザーズ:上場のソーシャルワイヤー<3929>への投資を実行した。
これは2019年目標と年初に宣言した通り、テンバガーになり得る可能性を持つ企業に、スクリーニングした上で投資実行するというもの。
先月スクリーニングした企業21社からまずソーシャルワイヤーが有望と考え投資実行。
・2019年の目標宣言
・テンバガー候補銘柄21社
まずソーシャルワイヤーの企業概要をお伝えし、投資実行の理由を説明する。
ソーシャルワイヤーのメイン事業は2つあり、1つがニュースワイヤー事業と呼ぶ、企業のPR活動を支援するプラットフォームを運営し、もう1つがインキュベーション事業と呼ぶレンタルオフィスの運営である。
売上は2018年3月期でニュースワイヤー事業12.3億円、インキュベーション事業13.6億円。営業利益は前者3.2億円、後者0.9億円。
・ソーシャルワイヤーの投資家向けページ
・ソーシャルワイヤーの株価推移
続いて、ソーシャルワイヤーが有望と考えた理由を2つ挙げる。
1. プレスリリース配信代行サービスで業界トップレベルの実績、成長性
1配信当たりの平均掲載記事数が13.9個と業界トップ、配信可能メディアも8500と業界トップ。売上高成長も過去5年二桁成長を続けており、今後も伸びが期待できる。
市場成長という意味では、現在インターネット広告市場1.5兆円の内、広報・PR市場1,000億円あり、これが今後も5~15%成長する見通し。
・ソーシャルワイヤー2018年3月期投資家説明会資料 (リンク先スライド6ご参照)
http://www.socialwire.net/wp-content/uploads/2018/08/c9d5a333991fa8079d2929ffabd82035.pdf
こちらは以前紹介したPRTIMESと競合するが、ソーシャルワイヤー曰く、1記事当たりの波及効果や配信可能メディアの数で上回っているようだ。
・PRTIMES紹介記事
2. 国内外のレンタルオフィス実績と成長性
Crosscorpというブランドで国内だけでなく、ASEAN(シンガポール、インドネシア、インド、フィリピン、ベトナム、タイ)でも運営している。
同社によるとレンタルオフィスは3つのセグメント(エグゼクティブスタイル、カジュアルスタイル、コワーキングスタイル)に分けられるといい、同社は高単価・高級志向の市場を狙っており、海外資本の大手企業と競合しているという。
会社の情報開示が進んでおり、ファクトブック等でユーザー属性や拠点別の稼働率も見れるので、事業が順調かどうか推移を追うことができる。例えば、2018年3月期に国内は稼働率78.8%、海外は88.5%を誇り、その供給席数も拡大している。
また、近年アジア主要国への日系企業の進出は進んでおり、この10年で2倍に増えており、今後もその傾向が続くことを考えると、成長性も高いと判断。
・Crosscorpホームページ
・ファクトブック平成30年3月期
https://www.socialwire.net/wp-content/uploads/2018/05/Factbook2018.pdf