2018年4月号の日経マネーの巻頭特集で、相場の主役が分かる 強い株2.0という特集が組まれている。
トレンドの動向と関連銘柄がピックアップされている。キーワードとしては総勢30あり、今回はPART 3に出てくるキーワード3つを紹介する。今回このシリーズは最終回。
過去五回の記事は下記参照。
www.investor-2018.com
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1. テレワーク
テレワークは、離れた場所(Tele)で働く(work)を足し合わせた造語。
場所や時間の制約を受けずに柔軟に仕事をする働き方を指す。
普及に向けた動きの背景には、育児や介護などでフルタイムで働けない人に働いてもらう、人材確保しようとする企業が増えているからだ。
・アセンテック<東証マザーズ 3565>
自宅から業務ができるネットワーク環境を構築するサービスを提供。
独自のデータ管理に特徴がある。
・ラック<東証ジャスダック 3857>
情報セキュリティのシステム構築に強みを持つ。
様々な業界向けにセキュリティー商品の販売が増えている。
2. ギグエコノミー
インターネット経由で企業からITのエンジニアにソフトウェアでの仕事を依頼・受注するなど、単発の仕事の請け負う就業形態の広がりを指す。
先進国の企業が新興国の個人・グループに発注するなど、国境を越えた仕事のやり取りが増加しており、市場拡大が見込まれる
・みらいワークス<東証マザーズ 6563>
こうした流れを受けて、高度業務を対象にしたクラウドソーシング。2017年上場。
企業に属さず働くコンサルタントやエンジニアなどのプロフェッショナル人材を企業と結びつけるマッチングサイトを運営する。人材の登録者数は、6500名を越える。
3. デジタルトランスフォーメーション
最先端のIT技術を活用して産業構造や企業のビジネスモデルを変革すること。
象徴的な例として、米国企業のアマゾンドットコムがあげられ、書籍のオンライン販売からスタートし、今やファッションや動画配信など様々な商品のE-commerceを手掛け、変革している。
・NSW<東証1部 9739>
産業のIOT化を支援する事業を、システム構築やソフトウェア開発に次ぐ事業に育てようとしている。遠隔地の機器データをリアルタイムでセキュアに検索・閲覧できる
・オプティム<東証1部 3694>
佐賀大学発のベンチャー企業。
現在の主力事業は、企業が社員用に導入するスマホやタブレット端末の遠隔制御するソフトウェアの販売。
IOTやAIやロボットを活用し、様々な産業を変革するサービスを主力事業に位置付け。