2つの企業への投資機会を比較検討するMotley Foolの記事、"Better Buy: Square Inc. vs. PayPal"を紹介する。
この記事によると、デジタル決済および現金移動業で競合する2社の選択肢を考慮した結果の結論(17年11月時点)は、ビジネスニーズに合ったサービス開発力、バリエーション面からSquareを推奨。
(PayPal Holdings Inc. (NASDAQ:PYPL)、Square Inc. (NYSE:SQ) )
1. Paypalのケース
より利益が出していて、よりたくさんの顧客をeBay時代から獲得しており、
またインターネット決済のパイオニアとしても口座を獲得し、これらが財務的な安定をもたらしている。
もし小規模ビジネスをしている人なら、Paypalは、大半のE-commerceや人・人の取引に対応できる
ソリューションを提供しており、QuickBooksやSalesforceとも連携し、よりビジネスをやり易くなる。
2. Squareのモバイルでの差別化
PaypalがあらゆるE-commerceやモバイルソリューション対応を拡げる間、Squareはモバイル企業として
そのソリューションを様々な用途により良い形で提供しており、その端末はよりエレガントで、
営業ソフトウェアはより使いやすく、ビジネスに不可欠なシステムとの連携も優れているのが売りだ。
具体的には、給料システム、マーケティング支援、アポイントやロイヤリティプログラムを管理するのに
本当に役立ち、これらはSquareが内製で開発したごく一部の製品だ。これらを組み合わせて提供し、
例えばキッチンカーやサロンなどを始める小規模ビジネスのオーナーを手助けする。
Squareは、Paypalより規模が小さい分、小規模ビジネス向けの成長ペースも早いが 、不利な点として
ずっと赤字続きであること。ただしここ数年は財務状況が改善しているが、引き続きサービス拡充と投資を
継続するとすれば利益は当分苦しい状況が続くだろう。
3. ベストなモバイル決済の企業はどちらか
Paypalの時価総額が914億ドルに対し、Squareは176億ドル であるが、比較してユニークなのは
Squareの株価対売上は8.2倍、Paypalは7.5倍となっており、Squareの高成長のわりにプレミアムは少ない。
筆者は、Squareの方が直近の赤字にもかかわらずより明るい未来があると考えている。
それは、モバイルとオンラインの決済を作り、ビジネスニーズに合ったバックオフィス能力を高められ、
バリエーションでも投資妙味がある。