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(参加レポート) マネックス証券主催 ファン感謝Day2019 Part7藤巻氏の投資アイデア

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マネックス証券ファン感謝Dayで藤巻健史氏の講演をレポートする。

・前回までの記事

www.investor-2018.com

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1. 2019年日本株相場展望 広木隆氏
2. 2019年経済予想 藤巻健史氏
3. 2019年マーケット展望予測 イエスパー・コール、佐々木、松本、広木、大槻氏

 

登壇の際に自己紹介で伊勢丹バイヤーとして有名な藤巻幸大氏を引き合いに出し、その兄という紹介で笑いを誘った。ご自身参議院議員という立場もありながら、民間の証券会社のイベントで経済予想をする所が興味深い。

 

講演のテーマは、日本の財政状況を厳しく指摘しつつ、それを踏まえた自らの資産運用のポイントを紹介していた。

 当日の講演の様子はマネックス証券口座保有者であれば、下記リンクからアーカイブ動画を見ることができる。 

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まず藤巻氏の資産運用スタイルは、資産の90%以上は外貨で持っていて、それに加えて銀行借入で不動産ををやっているそうだ。仮想通貨でも一部資産を持っているそうだ。
外貨建てにしている理由を、後で内容を紹介するが、どこかの時点で日本が債務超過に陥り、円の価値が暴落すると見ているからで、参加者にも保険としてドル資産の保有を勧めていた。


また仮想通貨の魅力としてあげていたのがブロックチェーンとの関係性、世界で銀行口座を持たない20億人を取り込める成長可能性を指摘。

 

日本の財政について、19年予算要求が税金などの歳入が69兆円に対し、歳出101兆円(所得税20兆円、消費税19兆円、法人税13兆円他)と▲32兆円になっている。


また18年9月時点で1092兆円の赤字。先進国で債務残高がGDPに占める割合トップは日本でその割合は238%。それに続くのがイタリア120%、米国108%なので深刻。GDPを大幅に超える借金に対し、藤巻氏の解決策はインフレ税しかないと言う。


日銀の買いオペとして昨年政府が市場に売り出した141兆円の国債の内、日銀が市場から96兆円を買入してきたことで、日銀のバランスシートが膨らんでいることを指摘。

具体的な数値で示すと、日銀のバランスシートを1998年12月と2018年11月で比較し、
1998年の国債52兆円、当座預金44兆円。一方2018年の国債471兆円、当座預金391兆円となっていて、異次元の金融緩和で資産拡大が続いており、出口が見えないという。

 

また今後国債の金利上昇すると、支払いが増え、そのいかんによっては債務超過に陥る可能性を指摘。金利1%上昇で24.6兆円、5%上昇で88.3兆円に増える為その影響が甚大なことはわかる。

 

ただ藤巻氏の話に関し、この感謝Dayの最後にマネックス証券社長松本氏が言っていたが、藤巻氏は著名だったトレーダー時代から円は300円になると指摘してきた人だそうなので、話半分以下で聞くのが良さそう。