中長期目線を意識して、米国企業の今後の見通しを紹介する。
Shopify<NYSE:SHOP>を、Motley 記事"Where Will Shopify, Inc. Be in 5 Years?"から取り上げる。
なお、最近紹介したShopifyの記事は下記をご参照。
<株価が再び上昇しており、未来は明るい>
・Shopify (NYSE:SHOP)の今を見るのではなく、エネルギッシュに戻りつつある姿を見よう。
4日連続で株価は上昇し、その期間に17%上昇した。先月の好調だった第3四半期から離れて、今週の動きは好ましい状態に戻る最初のサインだ。
・BairdのアナリストColin Sebastian氏は、今週始めに強気の予想を出した。彼の見る限り、このプラットフォーム企業の今期進捗はウオール街の予想を上回っていると言う。
Shopifyに集う店舗は、ホリデー買い物シーズンの最初の数日で、50-60%の販売数量急騰を経験した。過去うまくやっており、現在成功しつつある。
それでは可能性のある将来をのぞいてみよう。
・ウオール街は、今後数年成長が持続すると見ている。
5年先を見渡すと、アナリストはShopifyが1株利益$7に達すると見ており、今日の僅かばかりの収益性を遥かに上回るもの。売上は2023年に$4.1 billionになると予想し、今年の売上目標$1.05 ~ $1.06 billionの4倍に相当する。
・Shopifyに関して、現在とその先には大きなことが起こり得る。
今日のプラットフォーム企業のアピールは明確で、意欲的で世間に認められた事業者が支払う月額利用料は僅か$9で、シームレスに多様なECやSNSプラットフォーム追加できた。ベーシックプランは月額$29~$299が用意されている。
・現在、60万以上のストアがあり、正しいことをしている証だ。
売上が現在のレベルから4倍になるには、アカウント数と平均ユーザー別売上の成長が求められる。
事業者の数が増えることで、素晴らしい国際的リーチの更なる広がりが求められる。また人手をかけた提携マーケティングと紹介プログラムで、ユーザーがプラットフォームを促進するのを後押しする。
・平均ユーザー別売上が増加することは、Shopifyに規模の大きい事業者へのアピールを呼び掛けるが、より簡単な道筋は新サービス導入とプラットフォーム改善を継続することだろう。Shopifyを頼る60万以上の事業者から売上を創出することは容易だ。
事業者の成功はShopifyの結果を反映しており、事業者向けソリューションの売上成長は安定的なサブスクリプション収入より早く、今後もその傾向は続くだろう。
・現在の株価は安くなく、もしアナリスト予想に応えたり、上回ったりしても、将来の市場マルチプルに近くはならないだろう。
それでも5年間に株価が2倍になるとしたら、株価は年間利益ターゲットの43倍、売上高の8倍だと見ている。
アップサイドは、Shopifyは過去にトラブルなくウオール街の予想を上回ってきたこと。簡単にお金は稼いできたが、そろそろスマートにお金を稼ぐ時が来た。