配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
前回紹介した11月優待のHISに続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、今回も11月優待企業を紹介する。
これまで述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
１．業績の振れ幅が少ない＝業績が安定的。
２．生活に役立つ優待が期待できる＝興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
３．優待に加え、配当利回り2％以上期待できる＝長期保有で優待＋αのメリットあり。
今回紹介するのはタマホーム<1419>。
木造住宅メーカー。
住宅事業として、長期優良住宅対応の注文住宅・集合住宅の建築請負やリフォーム工事、不動産事業として分譲宅地・戸建・マンション、オフィスビル転貸を展開。
木造軸組在来工法、ローコストな自由設計・注文住宅をキャッチフレーズに、ロードサイド型の独立型店舗での出店により47都道府県にネットワークを確立。約180店舗。
主力住宅商品は大安心の家、低価格住宅 木麗な家で、キャッチコピーは“Happy Life Happy Home TAMA HOME”で有名。
・タマホーム IRページ
IR情報 | IR情報 | 家を建てるならタマホーム株式会社 (tamahome.jp)
前述の基準に照らし、2つ半の項目を満たすと判断した。
１．業績の振れ幅が少ない→Yes
タマホームの売上高・営業利益の推移は、右肩上がりで、コロナ影響のあった2021年度は過去最高、2022年度も過去最高を更新する見通し。
営業利益も同様の傾向で、コロナ影響のあった2021年度は過去最高、2022年度も過去最高を更新する見通し。
一方、営業キャッシュフローはプラスとマイナスの水準を行き来しているが、過去4年はプラス水準。
フリーキャッシュフローも同様の傾向で、プラスとマイナスの水準を行き来している。
２．生活に役立つ優待が期待できる→おそらくYes
タマホームの株主優待は、11月末時点で100株以上保有の場合、500円相当のオリジナル・クオカードを頂ける。3年以上継続保有の場合1000円相当にグレードアップする。
３．優待に加え、配当利回り2％以上期待できる→Yes
2021/10/19時点の株価でみると、1株あたり100円の配当実績なので、配当利回り（税引前）は4.15％。
