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定点観測 7月12日の週の投資部門別取引状況、日米中の主要株価指数推移

 

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定点観測している東証発表の投資部門別取引状況について、2021年7月12日の週のデータを確認する。同期間の日本の株価指標に加え、米国・中国の株価指標もウオッチ。

 

統計データは毎週第4営業日の午後3時に日本取引所HPで更新され、市場への影響が大きい投資家グループの動向を理解し、投資活動に役立てたい。 

www.jpx.co.jp

 

7月12日の週は、日経平均株価が7月12日始値の28,412円から7月16日終値の28,003円と409円下落し、TOPIXが7月12日始値の1943ポイントから7月16日終値の1932ポイントと11ポイント下落。

また海外(米国・中国)の株価指標に目を向けると、NASDAQは7月12日始値の14743ポイントから7月16日終値の14423ポイントと320ポイント下落し、上海総合指数は7月12日始値の3545ポイントから7月16日終値の3539ポイントと6ポイント下落。

 

現物株の投資部門別取引状況は、外国人投資家は1,101億円の2週連続の買い越し。

一方、個人投資家は2,167億円の3週ぶりの売り越し。GPIF(年金積立金管理運用) など年金基金の動きを表すと言われる信託銀行は266億円の2週ぶりの買い越し。

 

また現物株と先物合計の売買状況は外国人投資家は858億円の3週連続の売り越し。

一方、個人投資家は2,175億円の3週ぶりの売り越し、信託銀行は1,792億円の2週連続の売り越し。

 

7月12日の週は、新型コロナウイルス感染の増勢で上値を抑えられたが、日経平均株価が前週末比で小幅ながら3週ぶりに上昇した。

来週以降も投資家動向や資金の動きをウオッチする。

 

なお、下表グラフは現物株の売買状況を表し、横軸が各週を示し、7月第2週目が7月12日の週の売買状況を表す。グラフの見方は、上向きバーが買いをした投資主体、下向きバーが売りをした投資主体で、青色が個人投資家、赤色が証券会社、ピンク色が外国人投資家。

 


投資部門別売買状況のグラフ