昨日に続き、クラウドベースのプラットフォームで、コアとなる給与システムをはじめ、Pコンプライアンス、経費管理、採用や福利厚生、従業員のエンゲージメントなどを提供するPaycom Software(NYSE: PAYC)への投資実行理由を紹介する。
今回は、潜在的なビジネスリスクについて。
・前回までの記事
それでは企業紹介する。
・潜在的なビジネスリスク
PaycomのR&D支出は売上高の僅か10%程度である。これは他の提供者より遥かに低く、他社は売上高のおよそ半分を占める。例えばAtlassian (NASDAQ: TEAM)はその例である。
Paycomがイノベーション精神徐々に薄まっているとは見ていない。コストの規律を保っている取り組みに尊敬の念を抱いてさえいる。
加えて、創業者CEOのRichison氏はエグゼクティブの報酬対価は2020年に非常に高額なレベルに達した。それは制限条項がある株式の報酬額が2.1憶ドル=210億円@100円/USD換算になった。
これにより2020年に最も高額な報酬を得たCEOになり、Paycomの従業員の年収の中間値のおよそ3000倍に達した。
創業者CEOは株式ベースのインセンティブ報酬を歴史的に受け取る傾向があり、我々は一般的にはそれが行き過ぎた報酬でない範囲であることを望む。