昨日同様、楽天グループの株主総会にオンライン参加したのでその様子をお伝えする。
・昨日までの紹介記事
冒頭に楽天グループの創業者であり、代表取締役の三木谷氏より事前に株主から寄せられた質問に2つに回答がなされた後、2つの決議議案の紹介が行われた。
1つ目の質疑応答は昨日紹介した楽天モバイル事業に関するもの。
そして今日紹介する2つ目の質疑応答は、3月に発表された日本郵政グループ、テンセントグループ、ウォルマート、創業者からの第三者出資と資本提携に関する内容。
出資金額2423億円の使用用途は楽天モバイル事業。
第4世代(4G)、第5世代(5G)の移動通信システム(4G)の基地局及び共有設備。
・会社のプレスリリース
第三者割当による新株式の発行及び自己株式の処分に関するお知らせ | 楽天株式会社 (rakuten.co.jp)
・資本提携に関する解説記事
楽天が「日本郵政」「テンセント」と資本提携、どんなメリットが期待できるか? |ビジネス+IT (sbbit.jp)
まず今回の第三者割当による新株式の発行が、三木谷氏は、株式の希薄化ではなく、業務資本提携であることを強調した。
日本郵政から1500億円、テンセントグループから657億円、ウォルマートから166億円、創業者グループから100億円の内訳になっている。
業務提携の内容として日本郵政グループとは、物流、フィンテック、モバイル事業の販売促進などを想定しているという。
また一部メディアで懸念が出ているテンセントグループの出資による個人情報の漏洩は、取締役の派遣などはないので、それに当たらないという説明がされた。
これらの質疑応答後、決議事項について紹介があり、それぞれ補足説明があった。
第1号議案 定款一部変更の件
第2号議案 取締役9名選任の件