配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
昨日紹介したヤーマンに続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、3月優待企業を紹介する。
・3月優待企業 ヤーマンホールディングスの記事
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのは日本管財<9728>。
不動産管理サービス会社で、建物管理、住宅管理運営、環境施設管理を手掛ける。
建物管理は官公庁や複合ビル・マンションの総合管理、住宅管理運営はマンション・公営住宅管理、環境施設管理は上下水道施設、ゴミ焼却施設の維持管理。
グループ会社・アライアンスとしては、三菱UFJ信託銀行とプロパティマネジメント会社を共同設立、豪マンション管理最大手PICA社の株式取得、米国で住宅管理事業の参入などがある。
前述の基準に照らし、3つの項目を満たすと判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→Yes
日本管財の売上高・営業利益の13年間推移は、売上高は順調に成長し、21年度もコロナ影響を乗り越え、増収増益の見込み。利益の傾向も売上高同様。
一方、営業キャッシュフローも、プラス水準を維持し、フリーキャッシュフローが継続してきたことで、現金・現金等価物が非常に潤沢に積みあがっている。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
日本管財の株主優待は、100株保有の場合、ギフトカタログから2,000円相当の商品を1つ選択できる。年2回その機会がある。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→ Yes
2021/3/10時点の株価でみると、1株あたりの配当50円の実績で、配当利回り(税引前)は2.3%と、利回りは基準以上になる。