前回に続き、現地時間12月4日に株価が10%以上変動したOllie's Bargain Outlet (NASDAQ: OLLI)の要因分析について、投資サービスMotleyの会員向けサービス10% Promiseから概要紹介する。
・前回の紹介記事
・Ollie's Bargain Outletの株価変動要因
もし市場関係者だけが過去を重視しすぎたのであれば、この日のOllie's Bargain Outletの株価は上昇しただろう。
もし市場関係者が将来を重視し、第四四半期の見通しを気に入らなかったということだろう。プレスリリースで、CEOのJohn Swygertは四半期後から今日まで既存店の売上増加を追跡しているが一桁台の成長とコメントした。
この見方から、過去2四半期の売上成長はそれぞれ43%と15%だったので、一桁率の成長は大きな売上低下につながるので、今日株価は下落した。
売上の鈍化はサプライズではない。
COVID 19パンデミック発生は、ビジネスのブームとなり、2つの分野に分けられる。
1つ目が持続的なトレンドの加速であり、例えば、Eコマースやフィナンシャルの技術である。
もう1つがOllie'sにも適用できるもので、一時的な売り上げの増加であり、それは安く商品を仕入れ、販売し機能することだ。生活が日常に戻ると、パンデミック前の売上水準に戻ることが自然だ。
しかし市場関係者はその先を見据えてはいるが、それほど先という訳ではない。
一般的に、平均的な人間は市場を上回ることができる、それは次の四半期のことではなく、もっと先のビジョンに目を向けることだ。
Ollie'sのケースで行くと、米国全土への新店オープンや利益の出るビジネスを運営することであり、小売企業の株式を忍耐強く買う投資家にとっては良い買い物になるだろう。