前回のゼビオホールディングスに続き、2020年NISA枠が残っており株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、3月優待企業を紹介する。
・3月優待企業の記事
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのは東日本旅客鉄道<9020>。
日本最大の鉄道会社で通称JR東日本。東北、関東・甲信越と静岡県一部地域を営業区域とする旅客鉄道会社。
駅スペース エキナカ、ショッピングセンタールミネ、アトレ、エスパル、Suica電子マネー、オフィスビル グラントウキョウタワー、JPタワー、ホテル メトロポリタンホテルズ、東京ステーションホテルなどで事業多角化。
前述の基準に照らしてみて、配当利回り以外は満たしていると判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→Yes
東日本旅客鉄道の売上高・営業利益の10年間の推移は、売上は微増してきたが、今年度はコロナ影響で大幅減の見通し。利益も昨年まで安定的に推移していたが、今年度はコロナ影響で大幅な営業利益マイナスの見通し。
一方、営業キャッシュフローは、過去13年以上に渡り安定的な水準を維持。今年度は久しぶりにフリーキャッシュフローがマイナスの見込み。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
ゼビオホールディングスの株主優待は、100株保有の場合、運賃・料金が40%割引になる割引券1枚、自社グループ施設で利用できるサービス券が頂ける。
サービス券は、JRE POINT引換券や、鉄道博物館や東京ステーションギャラリー入館割引券、 宿泊割引券やレストラン・バー割引券、GALA湯沢スキー場や駅レンタカー割引券など幅広いサービスが対象になっている。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→ No
2020/11/13時点の株価でみると、1株あたりの配当100円の予想で、配当利回り(税引前)は1.63%と、利回りは基準以下になる。