前回のアサヒホールディングスに続き、2020年のNISA枠が残っており株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、3月優待企業を紹介する。
・3月優待企業の記事
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定したので、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのは本田技研工業<7267>。
国際的な自動車メーカーで世界6位。オートバイは世界1位。世界中の生産・販売ネットワークで、自動車やオートバイのグローバル展開を進め、同時に船外機や小型ジェット機やロボットなども生産。主要車種として、アコード、シビック、フィット、フリード、NBOXなどがある。
前述の基準に照らしてみて、それぞれ満たしていると判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→Yes
本田技研工業は、売上は2年前まで右肩あがりだったが、昨年度は低下、今年度もコロナ影響で微減の見通し。利益は3年前をピークに、この2年と今年度は低下する見通し。
一方、営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローが10年間、黒字で推移しており現金・現金同等物も積みあがっており安定性がある。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
本田技研工業の株主優待は、100株保有の場合、3月末時点保有特典がツインリングもてぎや鈴鹿サーキット」で利用可能な優待券が頂け、6月末特典が 工場見学やレースなどのイベント招待、カレンダーへの応募、また12月末特典がEnjoy Hondaへの招待と、年間通して充実した優待があるのが特徴だ。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→No
2020/10/30時点の株価でみると、1株あたりの配当44円の予想で、配当利回り(税引前)は1.81%と、利回りは基準以下になる。